こんにちは、頼凜々華です。
今日は、私が40代を目前にして、「歯列矯正」すなわち歯の矯正を始めることを決心した理由を、6つに分けてすべて公開します。
2022年に下側左右の親知らずを抜歯してから約2年が経過し、40歳を目前にしてついに大人の歯列矯正を始めることにした理由。
大人の歯科矯正、するかしないか迷っている方は是非参考にしてください!
もうアラフォーだし、いまさら・・・と決断をためらっている方に、ぜひ読んでいただきたい内容です!
40代から歯科矯正することにした理由 ①かみ合わせがおかしかったから
皆さんは、自分の歯の「かみ合わせ」がおかしいと感じたことはありますか?
実は、私は正直言ってありませんでした。
矯正を始める前に通っていた一般の歯医者さんでも、長らく指摘されることは無かったのですが、就寝時に「歯ぎしり防止用として使用するマウスピース」を使い始めたころに、歯医者さんから。
「あれっ?こんなかみ合わせだったっけ?」
と言われたのが、自分のかみ合わせについて考える最初のきっかけでした。
なんでも、その歯医者さんが言うには、「奥歯同士はかみ合っているが、前歯が全然かみ合っていない」
ということでした。
その歯医者さんには、それまで5年近く歯の治療と定期的なクリーニングで通っていたので、今さらそんなことを言われたのにびっくりすると同時に、「えっ、私の歯って、ちゃんとしたかみ合わせじゃないんだ・・!」と衝撃でした。
もともと私の前歯の歯並びは悪くなく、日本人よりも歯にうるさいとされる外国人の友人に褒められたこともありますし、年齢とともに少し下の前歯の並びががたついてきたくらいで、そんなに問題があるとは思っていなかったのです。
そのことを歯医者さんに伝えると、
「歯並びと、かみ合わせは違うからね」
という衝撃的な回答が。
歯並びがいい=かみ合わせがいい、と思い込んでいた私にとって、その答えは衝撃的でした。
そして、歯医者さんに、このままのかみ合わせだと、何か問題があるのか?と質問したところ、なんと、
「食事のとき、奥歯にばっかり負荷がかかるから、普通の人より早く奥歯が割れたり、欠けたりして、無くなる可能性が高い」
との回答をいただきました。
超ショッキング!!
私は美容が好きなので、若いころからしっかり肌や髪などパーツのお手入れに時間とコストをかけてきましたが、まさかここにきて、美に欠かせないパーツである「歯」を失う可能性が高いなんて、青天の霹靂でした。
まとめ
「歯並びがいい」と「かみ合わせがいい」は、実は別の概念! 歯並びがよくてもかみ合わせが悪いことはある!
具体的にかみ合わせがどうおかしいのか?
私の場合、上の歯の歯並びのアーチが下の歯の歯並びのアーチに比べてひとまわり大きく、ほぼ全部の前歯が、上下に合わさったときに全く接触しない状態でした。
これは、歯科用語でいう「上顎前突」による「開咬(かいこう)」という状態で、前述のとおり、食事の際に前歯が全く機能しておらず、奥歯にばかり負荷がかかるため、人生の早めの段階で奥歯が無くなっていく可能性の高い歯並びの状態です。
矯正歯科の先生も、開咬は歯の健康維持の上でとくに危険な歯並びであると述べています↓↓
ちなみに「開咬」で検索すると、上の歯と下の歯を閉じた状態でそのあいだに黒い空間=「上下に」隙間がある状態の写真が多くヒットしますが、私の場合はこのような隙間はなく、「前後に」隙間がある状態です。そのため、他人が正面から見ておかしな歯並びには見えず、素人からすると「歯並びがいい」ように見えてしまうのです。

事実上の開咬になっています。

歯医者さんには、「前からこんな歯並びだったっけ?」と言われたのですが、私の記憶では、前からずっとこんな歯並びでした。
この歯並びで何か不自由したことがあるか、と言われてみてもあまり思いつかず、後日、歯列矯正ついて真剣に検討する頃になってはじめて、「そういえばうどんやパスタを噛みちぎるとき、いつも前歯と『下の唇』とで嚙み切っているなあ・・」と判明したくらいです。
上の歯が前に、下の歯が後ろにずれているから、このようにしか麺類を嚙み切れないのですが、これが生まれてこの方、自分にとっては当たり前のことだったので、かみ合わせがおかしく「開咬」になっているからという理由だったことには驚きました。
まとめ
私の歯並びは、上の歯と下の歯の間が前後にずれていてかみ合わない「上顎前突」による「開咬」。早期に奥歯を失う可能性大!!
「開咬」を治すには矯正しかない!色々調べてわかったこと
歯医者さんからの帰り道、「開咬」という衝撃的な事実の発覚を受けて、早速スマホでいろいろなサイトを調べてみました。
そこでわかったことは、
- 開咬は、自力では治せない(顔トレや生活習慣の見直しなど自分でできるトレーニング等は意味がない)
- 開咬だと、50代くらいから奥歯を失う可能性が高い
- 開咬は、矯正で治せるが、治療難易度も高く、治療後も後戻りもしやすい。
- 開咬は、「顔面の骨切り手術」で治すこともできるが、その場合も併せて矯正が必要である
- 「顔面の骨切り手術」は顔面麻痺や見た目の変化が出る可能性があり、リスクが大きいし費用も時間もかかる
うーん、アラフォーにとってはすさまじい衝撃。まさか40年近く付き合ってきた自分の歯が、こんなリスクやデメリットのあるかみ合わせだったとは・・・。
特に怖いのは二つ目の「開咬だと、50代くらいから奥歯を失う可能性が高い」という点。
とある調査では、80歳の時点で20本の自前の歯を保っている状態、いわゆる「8020(ハチマルニーマル)」を達成したお年寄りの中で、この「開咬」の歯並びの人は一人もいなかったとか・・。
つまり、普通の歯並びの人に比べて、この「開咬」の人は、老後はかなり歯に対しての悩みを多くかかえ、治療に費用も時間もたくさんかけなければならない可能性が高いということのようでした。
将来的に、歯が割れたり欠けたりして使えなくなれば、入れ歯やインプラントを入れるしかないですし、何度も歯医者さんに通って、痛い思いや苦しい思いをして治療に臨まなければならないこと、入れて終わり、ではなくその後もずっとメンテナンスが必要であることは、過去の虫歯などでの通院経験からも明らかです。
このような歯を失うリスクの高い「開咬」。きちんと治すには、やはり「矯正治療を受けるしかない」ようです。
まとめ
「開咬」のままで、老後まで自分の歯を守るのは難しい!治すには歯科矯正か顔面骨切り外科手術が必要!
健康的な「かみ合わせ」を手に入れるため。それが私が矯正を始めた理由のほぼ50%
歯列矯正を始めるというと、多くの人がまず最初にイメージするのは「見た目をキレイにするため」という理由。
この後の記事でも述べますが、矯正をすると決めたとき、もちろん私も見た目をキレイにしたい、という希望を持っていました。
しかし、逆に言うと、もし、見た目のためだけだったら、矯正をすることを断念していたかもしれません。
というのも、この記事と親知らず抜歯編【前編】でも触れたとおり、もともとの私の歯並びは決して悪いほうではなく、見た目だけだったらわざわざ大金をはたいて時間をかけて、更に痛い思いをしてまで矯正するかな~、という程度だったからです。
歯医者さんに「開咬」を指摘され、いろいろ調べていった結果、見た目の美しさはもちろん、「将来、歯を失うリスクを少しでも減らしたい」という歯の健康についての気持ちが大きくなり、矯正をすることに決めました。
人生100年時代と言われる中、その約半分の段階で歯を失い、口腔内の機能が弱まってしまうことは、全身の健康を維持していくうえでも、それはそれは大きなリスクであると感じます。
なお、歯についていろいろと調べていく中で、「自分の歯がない人は、ある人に比べて認知症になるリスクが高い」という調査結果や、「歯並びが悪く、磨き残しが多いと歯周病が進行し、心疾患や糖尿病のリスクも上がる」という研究結果などにも行き当たり、美しく機能的な歯並びとかみ合わせを得ることの重要性を更に強く認識しました。
まとめ
私が大人の歯科矯正を始めようと決意したのは「歯の健康のため」が50%!
このように、私が矯正を決断するに至った、一番大きな理由が「自分のかみ合わせがおかしいことに気づいたから」でした。
次回は、それに次ぐ二つ目の理由「見た目が不細工だったから」について書きたいと思います。更新までしばらくお待ちください
親知らず抜歯編・前編・中編・後編はこちら!
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