こんにちは、美容ブロガー&ライターの頼 凜々華です。
今日は親知らず抜歯記録の後編、抜歯後の日々について書きたいと思います。
親知らずは、抜いた後が本番!不安な気持ちで過ごしている人に私の体験談を届けたいと思います。
左側抜歯
左側親知らず抜歯後 0日目
まずは静脈内鎮静法で抜いた左側親知らずのほうから。
当日、静脈内鎮静法で用いた全身用の麻酔が切れて、帰宅可能になったのち、抗生物質3日分と痛み止め7日分をもらって帰宅しました。
ちなみに、電車とバスでの帰宅でしたが、ふらつきなど特に問題はありませんでした。
痛み止めは、部分麻酔の効果が切れてからでは遅いとのことだったので、もらったその場で即1錠飲みました。
帰宅後は疲れたので昼寝を2時間くらいして、夕飯には付添人をしてくれた母が卵粥を作ってくれていたので、患部に当たらないように右側の顔を下に傾けて食べました。
食事が終わったあとは恐る恐る歯磨き。
いつも使用している歯磨き粉「コンクールジェルコート」をつけた歯ブラシで、これまた患部を避けるようにして磨いていきます。
ぶくぶくうがいは禁止なので、ゆーっくりと口に水を含んで吐き出すのを2回くらいして終了。
前回服用から5時間以上時間がたったので、再度痛み止めと、抗生物質を飲んで眠りにつきました。
今日の時点で、痛みはあるけれど、耐えられないレベルではないのと、顔はほとんど腫れていない状態でした。
左側親知らず抜歯後 1日目
抜歯の翌日。
朝起きて鏡を見ましたが、顔の腫れや内出血などはなく、いつもどおりの顔でした。
この日も朝は卵がゆ。抜歯あとをかばいながらゆっくり食べるので普段より時間がかかります。
食事のあとに抗生物質と痛み止めを飲み、安静にして過ごしました。
昨日より心なしか痛みも引き、回復方向に向かっているように思えました。
ちなみに昼ご飯はヨーグルト。夕飯はうどんを食べました。やわらかくて消化がいいものしか食べられないのですぐお腹が減り、結構ひもじいです。
左側親知らず抜歯後 2日目
抜歯の翌々日。
特に外見には変化がなく、痛み止めが切れるまでの時間が長くなった=痛みがひいてきたと感じられていました。
抗生物質は今日まで、最後の一錠まできちんと飲み切りました。
引き続き安静にして過ごし、食事後は毎回患部を避けた歯磨きとブクブクしないうがいを続けていきました。
ちなみに、抜歯2日目になると患部の縫い跡にかぶさるようにして白いブヨブヨした塊が付着しているように見えましたが、調べてみるとこれはどうやらかさぶたのようです。
はがれないように、そっとしておきました。
左側親知らず抜歯後 7日目
親知らず抜歯から7日目。
今日まで順調に傷の回復傾向が感じられており、痛み止めは5日目で止められました。
4日目くらいからは通常食に戻し、普通に仕事などもしながら過ごしていました。
7日後からは、いつもの歯医者さんで抜糸をしてもらってOKと聞いていたので、早速かかりつけの歯科へ。
先生いわく、傷跡も小さいし、まだ完全ではないけれどよく治ってきているとのことでした。
糸を取ってもらうと、これまで引き攣れた感があった左あごの皮膚が軽い感触になり、改めて糸で固定されていたんだな、と感じられました。
特に処方薬などはなく、そのまま帰宅。
明日からは少しずつ患部の洗浄もして良いとのことでしたので、100円ショップでシリンジを買って帰りました。(詳しくは抜歯後8日目で述べます。)
左側親知らず抜歯後 8日目
患部を縫っていた糸もなくなり、抜歯した箇所をやさしくお掃除して良いことになりました。
そのときに重宝したのが、「100円ショップで買ったシリンジ」です。
もともとの用途は、化粧品などを旅行用ボトルに詰め替えるためのアイテムで、旅行用ボトルコーナーに売っていました。
これを3本買い、自宅用、職場用、持ち歩き用にしていました。
抜糸後は、とにかく患部に米粒やらゴマやら、細かい物が挟まりまくる!!いつでもどこでもケアできないと気になって仕方がない状態になります。なので3本買い。
このシリンジに水を吸わせて、患部に向かってピューっと噴射することで、水圧の力で患部に挟まったゴミやら何やらがごっそり出てくるのです。気持ちいいくらいにごっそりと!
もちろん、やさしく傷跡を刺激しすぎないように気を付けて噴射しなければならないのは言うまでもありません。
噴射したあとは、びっくりするくらい様々なゴミが出てくるので、ちょっと病みつきになります(笑)。
この習慣を大体、2~3ヵ月くらいは続けていました。
右側抜歯のほうの記録でも述べますが、これは親知らず抜歯の必須アイテムなので、是非多くの人に知ってもらいたいと思っています。
100円ショップで見つからない人は、Amazonで入手できる「バンコぞうさん」が同じ用途で有名なので、こちらを使用してもいいかもしれません。
左側抜歯まとめ
左側の親知らず抜歯後は、経過もよく、日に日に痛みが引いて、傷跡も回復していきました。
2週間後の健診でも問題なく、1か月くらいすれば固い物なども普通に食べられるくらいまで回復しました。
穴のくぼみはしばらく気になっていましたが、いつの間にかシリンジでの洗浄も必要ないくらい縮小して、半年たつころにはほとんどゴミも入らなくなりました。
総じて、左側抜歯後の回復は順調で、問題なく治療を終えられました。
手術してくださった先生方に感謝です。
右側抜歯
右側親知らず抜歯後 0日目
さて、今度は問題の右側です。
K先生に抜歯していただいたのち、しばらく待合室で休んで、抗生物質4日分、痛み止め7日分をもらって1錠ずつ飲んだ後帰宅しました。
こちらは、左側と違って抜いた直後から患部の腫れを感じたので、家に帰ってアイスノン(氷枕)で冷やし続けました。
頬の色味も微妙に紫色になっていて、明日以降の腫れ・内出血を想像させるものでした。
左側抜歯時と同じように、卵がゆを食べて、ゆっくり休みました。
右側親知らず抜歯後 1日目
右側抜歯の翌日。
口がほとんど開けられないくらいあごが腫れて、右側だけ食パンマンのような輪郭に!
痛々しい紫色のあざも、頬に数か所できていました。
口があかないのでご飯もうまく食べられず、歯磨きもしっかりできず、非常にQOLの下がった日でした。
この日も患部を冷やし続け、痛み止めが切れる前に次の痛み止めを飲み・・と過ごしていましたが、左側抜歯時とは比較にならないくらいの腫れとやや強めの痛みにぐったりとしていました。
右側親知らず抜歯後 2日目
右側抜歯の翌々日。
腫れは昨日よりほんの少しマシになったかも?と思えました。
痛みは相変わらずあり、寝る前に痛み止めを飲んでも、早朝には切れてくるのか痛みで起きてしまうことが続きました。
なんとも体がだるいので、あまり起きていられず、ほとんどベッドに横になって過ごしていました。
熱があるわけではないので、なぜこんなにだるいのかと思いましたが、体にとっては骨を削る手術で想像以上に負担がかかっていたのだと思います。この日も薬をきちんと飲んで早めに就寝しました。
右側親知らず抜歯後 3&4日目
抜歯から3日目&4日目。
相変わらず痛み止めが手放せず、そろそろ抗生物質が終わってしまうことに不安を抱いていました。
口があまり開かないので患部も観察できず、傷の回復がうまくいっているのか心配でした。
この頃、親知らず抜歯でなりやすい「ドライソケット」についてネットで調べまくり、不安になっていました。
ドライソケットとは、抜歯後、血餅が剥がれたり、傷口の治癒に異常があると、感染によって骨面(歯槽骨)が露出して、激痛を発する症状のことを言い、夜も眠れないくらいの激痛だそうで・・。
ドライソケットにだけは絶対になりたくない!と震え上がっていました。
右側親知らず抜歯後 5日目
抜歯後5日目。
もう抗生物質はありません。
しかし、痛みがまだ引かず、特に回復傾向の実感もありません。
顔の腫れは少し引きましたが、痛みがあるので仕事に集中できず、とても不安になりました。
右側親知らず抜歯後 7日目
抜歯後7日目。
左側同様、かかりつけの歯科で抜糸をしてもらいました。
その際に、痛みが引かないことを告げると、追加の抗生物質(前回とは種類が異なるもの)と痛み止めを処方してもらえました。
抗生物質は、ずっと同じものを飲み続けると、効かなくなってしまうので種類を変えたそうです。
これを飲みながらしばらく様子を見ます。
軽く患部の洗浄をしてもらい、帰路につきました。
右側親知らず抜歯後 14日目
抜歯後2週間が経ちました。
しかし、この間抗生物質を飲み続けているにもかかわらず、痛みがなかなか引きません。
電話でかかりつけの歯科医師に相談すると、もう一度大学病院の口腔外科に診てもらったほうがいいとのことだったので、予約を取って口腔外科へ。
若い女医先生(抜歯前の診察時とは違う人)が見てくださいました。
女医先生「あ~、これは、傷跡がちょっと化膿してますね。今洗浄して、消毒しておきますから。」
私「化膿?ドライソケットではないですか?」
女医先生「ドライソケットではないです。ちょっと傷跡がうんでる感じです。清潔に保てるといいのですが・・」
私「家に100円ショップで買ったシリンジがあるんですが、これで洗浄してもいいですか?」
女医先生「え!!持ってるんですか!? いいですよ、それ使ってください!」
そう、100円ショップで買ったシリンジが大活躍することになったのは、まさに右側。
痛みがあったので、抜糸後も使用を避けていましたが、実はそれが良くなかったようで、
抜歯後のくぼみに汚れがたまり、患部を化膿させてしまっていたようです。
使用OKが出たので、早速今日から使うことになりました。
抗生物質も追加をもらい、引き続き服用します。
右側親知らず抜歯後 20日目
自宅でのシリンジを用いた洗浄を始めてから1週間。
日に日に傷の痛みはなくなり、腫れも引いてきました。
やはり、シリンジのパワーはすごい・・・。
右側も、左側と同じように毎食後、シリンジで洗浄すると、たくさんのゴミが詰まっていました。
ドライソケットを恐れてシリンジの早期使用を控えていましたが、抜糸後(1週間後)の時点で始めておけば、ここまで長引くこともなかったのかもしれません。
右側抜歯まとめ
結局、右側抜歯後3週間、抗生物質を飲み続けることになりました。
飲み終わる頃には痛みはなくなり、腫れも全くなくなりました。
痛みがあったころは、1日1日、どうなるのか不安でしょうがなかったのですが、終わってしまうと「よく頑張ったなあ・・」というしみじみとした達成感?が感じられてきました。
右側抜歯は、左側と違って、大きく骨を削る抜歯だったので、腫れもひどく、化膿しやすかったようです。
これから骨を削って親知らずを抜かれる方には、ぜひ、自宅でのシリンジを用いた患部洗浄を心の底からおすすめしたいと思います。
(ただし、医師の指示をきちんと受けてくださいね!)
まとめ
これまで3回にわたり、左右の親知らず抜歯について体験談をまとめてきました。
抜歯時に、情報収集のために様々なサイトを見ましたが、実際に抜いた人の個人ブログが一番役に立ったのを思い出し、私の体験談も誰かの役に立ったらいいな、という思いで書きました。
質問などありましたら、コメント欄からぜひ送ってください。できる限り答えていきたいと思います。
シリーズ3回にわたり、お付き合いいただきありがとうございました!
親知らず抜歯シリーズ前編・中編はこちら!
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