こんにちは、頼凛々華です。
今日は、アラフォーで歯列矯正を始めた私が、大人の歯列矯正に絶対必要になる7つのアイテムを紹介します。
どれも私が歯列矯正を始めるにあたって、たくさんの歯列矯正経験者のSNSやブログ記事を読み込んで、使ってみて、厳選したアイテムばかり!自信をもっておススメします!!
経験がないから悩む!歯列矯正ってどんなケアアイテムが必要なの?
歯列矯正を始めると決めた人が、まず悩むのが「どんな口腔ケアアイテムをそろえればいいの?」という点。
歯列矯正を始めると、歯にたくさんの装置が付き、痛みもあって磨きづらさが通常時よりも格段にアップします。
そうしたわずらわしさに対して、清潔で快適な口内環境を手に入れるには、歯列矯正中の専用ケアアイテムが必要になります。
とはいっても、情報も商品もたくさんありすぎて悩んでしまうもの。
ここでは、私が総額3万円以上をかけて、実際に買って試した歯列矯正中の口腔ケアアイテムを厳選して紹介します。
ここで紹介する7種類さえそろえれば、矯正中はひとまずほとんどのトラブルに対応でき、快適な歯列矯正ライフをすごせます!
口腔ケアアイテムをそろえよう!
歯列矯正中の口腔ケアアイテムは、大きく分けて3つの分野があります。
①自宅でのケア
②外出先でのケア
③緊急時のケア
中には重複するものもありますが、清掃性、携帯性、効果実感など、様々な観点メリットデメリットがあります。
それぞれの状況に応じて使い分けができることがとても重要になってきます。
今回は①自宅でのケアに最適なアイテムを紹介します。早速チェックしていきましょう!
口腔ケアアイテム①自宅でのケア編
自宅での口腔ケア、歯列矯正を始める前は、歯ブラシに歯磨き粉だけ!という人も多いはず。
しかし、ワイヤー矯正中は、これだけでは全く汚れが落ちません!
下手をすれば、念入りに歯磨きしたのに前歯の一番よく見えるところに葉物野菜がガッツリ絡まっててビックリ!なんてことも。
さらに汚れが蓄積すれば、歯には虫歯、歯肉には歯周病の危険も大幅にアップします。
自宅でのケアは、とにかくしっかりと汚れを落としきることが最重要。毎食の汚れをリセットし、虫歯や歯周病にならない清潔な口腔環境を維持できるアイテムをご紹介します。
自宅ケア編アイテム①矯正用歯ブラシ
歯列矯正中は、歯面にワイヤーによる高低差が出現し、非常に磨きにくい状況になります。
そんなときに重要なのが、矯正中の口腔内に適した歯ブラシ。
ここでは、私が実際に試して選んだ歯ブラシの中でも磨きやすかったものを2点紹介します。
「ディープクリーン」(全体磨き用)
この歯ブラシは、もともと歯周病の予防に特化した商品で、以下の3つの点において矯正中の歯磨きに優れています。
①とてもヘッドが小さい
歯列矯正中は、口の中に金属の装置が装着される関係で、口腔内がとても狭くなります。
そのため、普段大きなヘッドの歯ブラシを使っている人にとっては、小回りがききづらく、たくさんの磨き残しが発生してしまいます。
この、ディープクリーンの歯ブラシは、市販商品の中でも特にヘッドが小さく、小回りがききやすいので、矯正中の方にオススメです!
②毛先が尖っていて、細かい部分に入り込みやすい
歯列矯正中は、歯に金属のワイヤーやバンドを装着しますが、これらが歯磨きの際に非常に邪魔になります。
特にバンドを巻いた奥歯の根元は、歯ブラシの毛先が入り込みづらく、ブラッシングがしづらいため、矯正中に歯周病が進行してしまうことも!
ディープクリーンの歯ブラシは、使い始めはちょっと毛先がチクチクして痛い!と感じる人もいるくらい、細くて鋭角な毛先になっています。
そのため、通常の歯ブラシの毛先では届きにくいようなワイヤーの間や、バンドと歯茎の隙間にもしっかり入り込んで、汚れを掻き出してくれます。
歯茎のマッサージ効果もあるので、歯茎から出血しやすい人には特におススメ!
販売店が少ないのがネックですが、Amazonでまとめ買いしておくといつでも清潔に使えるので私はいつもストック買いしています。
③ハンドルが独自の三角形で持ちやすい!
歯列矯正中の歯磨きは、ワイヤーと歯面に段差があるため、狙った場所に歯ブラシが届きづらく、ついつい力を入れて磨きがちです。
しかし、無理な力を入れて磨いてしまうと、歯肉が傷つき、歯を支える力が弱まってしまうことも・・。
せっかく矯正しているのだから、歯と歯茎も健康な状態で、美しい歯並びになりたいですよね。
このディープクリーンの歯ブラシは、一般的な歯ブラシと違って、持ち手が三角形(三角柱状)になっています。
そのため、ぴったりと手にフィットして持ちやすく、安定した力でブラッシングできます。
一度使うと、ほかの歯ブラシに戻りたくなくなるくらい、軽く、持ちやすく、でもしっかりと磨けてクセになりますよ!
「システマタフトブラシ」(部分磨き用)
さて歯ブラシおススメ2本目は、部分磨き用。
「タフトブラシ」「ワンタフト」などと呼ばれる、細くてピンポイントの磨きに特化したタイプの歯ブラシです。
こちらも様々な種類のものがメーカーから出ていますが、必ずしも矯正用に特化した造りではないのが要注意ポイント。
選び方を間違えると、「毛束が太すぎてワイヤー下に入らない」「毛足が短すぎて磨きたい部分に届かない」といった問題が起きます。
私も何本も試して、ようやくお気に入りの一本に出会えました。
それがこのシステマのタフトブラシ。
タフトブラシの中でも、「毛束が細く、毛足が長い」タイプのブラシで、ワイヤーの下をくぐらせやすく、狙ったところに届きやすいです。
こちらも、もともとは歯周病予防に特化したタイプのタフトブラシのため、毛先が鋭く、歯肉へのマッサージ効果があります。
汚れを取り除きながら歯茎も活性化できて一石二鳥!
使い始めはちょっとチクチクした感じがあるので、刺激に弱い方は優しく、様子を見ながら使うのがおすすめです!
自宅ケア編アイテム②矯正用デンタルフロス
矯正中には、葉物野菜や繊維質な肉&魚など、さまざまな「細くて硬いもの」が歯と歯の間に挟まりやすくなります。
挟まった食べ物は、見た目も見苦しいのはもちろん、常に異物感があって、口腔内が不快な状態になります。
食後はこれから紹介するアイテムでスッキリ取り除き、快適な口腔環境を保ちましょう。
「プラティパス」
ワイヤーによる歯列矯正をしている人たちの間で有名な商品がこれ。
紫色のワニのパッケージでおなじみの「プラティパス」です。
こちらは、普通の柄つきY字フロスが使えないワイヤー矯正中の人のために開発された、専用の柄つきY字フロス。
どこが特別かというと、「片方の先端プラスチックの細さ」です。
通常の柄つきY字フロスが左右均等な柄の太さをしているのに対して、こちらは片方の柄が平べったく、薄くなっています。
この薄いほうが、ワイヤーの下に通る厚みになっているので、ワイヤー矯正中の人でも簡単に使用できるようになっています。
これは、私が矯正中に買って一番愛用しているアイテムのひとつです。値段は高いですが、それなりに強度があり、
何回か洗って繰り返し使用できるので、経済的です。
また、柄の先端お尻側についているピックがちょっとした汚れのつまみ出しに便利なのもポイント高いです。
ワイヤー矯正中の人は絶対購入して損はないです。
「安野製薬矯正用フロス」
上記のプラティパスはアメリカ製ですが、こちらのフロスは日本製です。
数年前までは矯正用の柄付きフロスはプラティパス一択でしたが、最近は日本のメーカーからも発売されてありがたい限りです。
プラティパスとの大きな違いは、こちらはフロスが二重であることです。
糸が二重に配置されていることで、同じ個所を二重に清掃できるため、より清掃性が上がり、歯の汚れ除去率が向上します。
価格はプラティパスとほとんど同じですが、アマゾンのセールで安く買えることもあります。
残念なのはプラティパスのようにお尻側にピックがついていないことくらいでしょうか。
どちらも同じように使いやすいので、どちらを選ぶかは好みの問題と言えるレベル感です。
自宅ケア編アイテム③歯間ブラシ
矯正中には、歯の動きに伴って、大小さまざまな「歯と歯の隙間」が出現します。
こうした歯と歯の隙間には、通常の歯ブラシやフロスは大きすぎたり、小さすぎたりしてフィットしません。
その結果、歯には磨き残しが増え、口臭の原因となったり、出血などの歯周病につながっていきます。
歯間ブラシなら、時期によって変動する「歯と歯の隙間」に応じてサイズを選び、自分の歯並びにぴったりのものでケアが可能。
サイズごとの特長や、おすすめの時期なども交えて紹介します。
「プロスペック歯間ブラシ アングルアクア」
マンボウのパッケージでおなじみの歯科専用シリーズ。歯医者さん以外では、楽天やAmazonで買えます。
(余談ですが、これといいプラティパスのワニといい、なぜ歯科専用アイテムは水棲動物モチーフの商品が多いのだろう・・?)
サイズはSSS/SS/S/M/L/LLの6段階あって、歯と歯の隙間のサイズによって使いわけます。
歯列矯正を始めたばかりの人におススメなのはズバリ「S」と「M」の2種類。
それぞれの使い分けは以下のとおりです。
「プロスペック歯間ブラシ アングルアクア Mサイズ」
主にワイヤーと歯の間の歯面の清掃に使います。私の通う歯医者さんでも、ワイヤーと歯面の間のお掃除にこのMサイズをおススメしていました。
万能な活躍ができるサイズ感で、抜歯したあとの、隣接する歯の側面を磨いたり、アンカースクリュー(歯の固定原となるネジ状の装置)の溝のお掃除にも使いやすいサイズ感です。
歯間ブラシを使用したことのない人は、まずこのMサイズで使い方を把握すると良いと思います。
「プロスペック歯間ブラシ アングルアクア Sサイズ」
Mサイズよりもひとまわり小さいのがこちらのSサイズ。Mサイズでは入らない、隣り合う歯と歯の隙間の掃除にピッタリのサイズ感です。
特に奥歯の歯と歯の間の隙間の掃除にピッタリで、バンドを巻いている歯の下にできた隙間などにもしっかり入り込んで根元の汚れを掻き出してくれます。
歯ブラシでは届かない、かといってフロスでは範囲が広すぎる・・・という「穴状」「くぼみ状」の箇所に最適なので、こちらもMサイズと併せてストックすることをおススメします。
自宅ケア編アイテム④歯磨き粉(フッ素高配合のもの)
矯正中は、どれだけ頑張っても、歯と歯の間や歯肉の歯周ポケットなど、見えない場所に汚れがたまりやすく、どうしても虫歯のリスクが上がりがちです。
そうした虫歯のリスクを、少しでも減らすケアが自宅でできたらいいなと思いますよね。
そこで重要なのが、「フッ素」配合の歯磨き粉を使うこと。フッ素は、虫歯に強い歯を保つには欠かせない成分です。
私は矯正前にも、これまで複数の歯医者さんにかかりましたが、そのいずれにおいても歯医者さんからは「フッ素入りの歯磨きを使ってね!」と口酸っぱく言われていました。
そんなフッ素入りの歯磨き粉の中でも、特に効果が感じられたこの2種類をご紹介します。
コンクール ジェルコート(スッキリ派向け)
言わずと知れた、高濃度フッ素配合の歯科専用歯磨き(ジェル)。オーラルケア社の元祖フッ素配合万能歯磨きジェルです。
フッ素濃度は従来品では旧最高濃度の950ppmだったのですが、最近になって新基準の最高濃度変更に従って1450ppmに変更され、一段とパワーアップしました。
ほんのり薄黄色の半透明なジェル状で、お口のすみずみにいきわたりやすい適度な粘度。
風味はやや刺激のあるミント味で、しっかりした爽快感があります。
磨いても泡立たない処方なので、長時間のブラッシングにも使いやすく、念入りな歯磨きが必要となる歯列矯正中の人にはピッタリ!
塩酸ジクロルヘキシジン配合で、口の中の原因菌を殺菌してくれるので、口臭や歯周病が気になる方にもおススメ!
矯正中の歯磨き粉、1種類しか選べないと言われたら、私は迷わずこちらを推します!
チェックアップ(マイルド派向け)
コンクールジェルコートのミント味や、ピリピリする刺激が苦手な人にはこちらのチェックアップをおススメ。
歯磨き商材で有名なライオングループの、歯科専売品シリーズです。
こちらもフッ素濃度は最高クラスの1450ppm。
白い練状歯磨き粉で、誰もが馴染みのある使用感です。
こちらも低発砲処方で泡立ちが控えめなので、長時間の歯磨きでも苦しくなりづらく、矯正中の歯磨きにおススメ。
さわやかな使用感で、歯磨きの後も食べ物や飲み物の味が変わりづらいのもポイント。
600円前後で購入でき、続けやすい価格もうれしいです。
私の担当の歯科衛生士さんは、「凛々華さんは虫歯になりやすいので、フッ素のほかにキシリトールも配合された歯磨き粉がおススメです。」と教えてくれましたが、これはまさに、キシリトールも配合されていて虫歯に弱い体質の人に適しています。
定番の「マイルドピュアミント」味の他に、ミントの刺激が苦手な方向けに「マイルドシトラスミント」味もあり、こちらのほうがよりミント感が少ないです。好みに合わせて使い分けをおススメします。
自宅ケア編アイテム⑤フッ素洗口液
寝ている間は、口内の唾液分泌量が減り、口の中で菌が繁殖しやすくなり、様々な悪玉菌の温床になります。
さらに矯正器具によって口が閉じずらい状態になると、口腔内は乾燥が進み、その環境はさらに悪化します。
虫歯のない美しい歯並びを完成させるには、就寝前に特別なケアでこうした環境を改善し、矯正装置に負けない強い口腔環境をキープすることが重要です。
「バトラー エフコート フッ素 洗口液 (フルーツ香味)」
市販品のフッ素洗口液を4種類試しましたが、結果として、こちらの「バトラー エフコート フッ素 洗口液 (フルーツ香味)」が一番良かったです。
ポイントとしてはまずフッ素配合最高濃度の1450ppm。
そして、ミントの刺激に弱い人や子供でも使える、ミント感なしの「フルーツ香味」であるところです。
市販のフッ素洗口液の中で、ミントの香味を含まないものはおそらくこちらのみ。
フッ素洗口液は基本的に就寝前の長時間唾液の分泌が減る=虫歯になりやすくなるタイミングで使用するものなので、あまり強い刺激がある味だと、私は目が覚めてしまいますし、うがいの後、口が乾きやすくなります。
その点こちらは、ほんのりグレープフルーツのような柑橘系の味で、スース―したりピリピリしたりしないので、就寝前にピッタリです。
既定の量(大人は7~10mL)を口に含み、しばらくブクブクうがいをしたあと吐き出し、すすぎはしません。
歯磨き粉よりもより、細かい部分の隅々までフッ素成分がいきわたり、虫歯を予防してくれます。
歯列矯正中のダメ押しアイテムとしてぜひ投入をオススメします。
自宅ケア編アイテム⑥うがい用コップ
矯正中は、食べ物を食べる都度、歯磨きをすることになり、その頻度はこれまでよりも確実に上がります。
そのため、歯磨き後のうがいの頻度も上がり、うがい用のコップを使うことも多くなります。
コップの底面は常に湿気にさらされ、乾きにくく菌が繁殖しやすい環境です。
コップを頻繁に洗うのは難しい・・という場合でも、水切れの良くなる工夫のされたコップや、抗菌効果のあるコップを利用することで、清潔な状態に保ちやすくなります。
ここでは実際に私が使ってみてよかったものをご紹介します。
「うがい用コップ」
うがい用に特化したコップには、水切りできる角度でコップを置けるよう、持ち手に角度がついている商品があります。
歯列矯正中は、どうしても歯磨きの頻度が多くなり、コップ内に水がついたままになりやすいので、水切れのよいこのタイプは特におススメ。
さらに、コップに溜まった水や付着した汚れから雑菌が繁殖しがちなので、抗菌機能があると安心です。
歯ブラシスタンドがない人には、歯ブラシを立てて置ける穴がついたものもおススメ。歯ブラシ自体もしっかり乾かして、雑菌の繁殖をおさえられます。
自宅ケア編アイテム⑦歯ブラシ洗浄剤
口の中を清潔に保つ口腔ケア用品。
これまでたくさんの商品を紹介しましたが、重要なのが、これらのケア用品もきちんと清潔に保つこと。
洗面所やお風呂場など、湿った環境に放置しやすい口腔ケア用品は、適切にケアしないと様々な菌が繁殖し、不衛生になることも・・・。
口腔ケアグッズを清潔に管理するために、いろいろ試してよかったのがこちらの商品。市販されている頻度は低いですが、アマゾンなどのネットショップでは見つかりやすいです。
「歯ブラシキレイ」
口の中に入っても大丈夫な洗浄成分で、歯ブラシやケア用品に付着した雑菌を丸ごと洗浄。
私は週に1回、歯ブラシとまとめてうがい用コップやワンタフトブラシなどもこれで消毒しています。
漬けておくだけなので、楽々簡単でしっかりケアできるのがうれしい!
まとめ
歯列矯正を始めたばかりのタイミングは、痛みや費用、通院の手間まど、様々なストレスが同時に襲い掛かってくることが多いもの。
そうしたなかで、本当に欲しいのは、「これさえあれば大丈夫」なケア用品の一覧ではないでしょうか。
今回は、私が実際に買って試した中で、自宅ケアに良かった用品を網羅して紹介しました。
多忙な中で、大きな決断をして、大人の歯列矯正に挑むあなたのチカラになれたなら幸いです。
つらいことも多いですが、美しく、健康的な歯並びが完成するその日まで、一緒に頑張りましょう!