こんにちは、美容ブロガー&ライターの頼 凜々華です。
先週金曜日、脱毛中の人たちに激震が走った脱毛サロン大手「脱毛ラボ」 倒産のニュース。
「脱毛ラボ」での施術が見込めなくなった今、残りの脱毛箇所やこれから脱毛したかった箇所はどのようにすれば良いのでしょうか?
この記事では、つぶれないサロンの見極め方、サロンとの付き合い方、おすすめの脱毛方法などを詳しく紹介します。
私も通っていた岩盤浴サロンで、過去に倒産の憂き目を見ているので、そこから学んだことを惜しみなく書きたいと思います!
脱毛ラボの倒産と現在の状況
2022年8月26日夕方、脱毛ラボを経営する「セドナエンタープライズ」が倒産したとの速報が入ってきました。
その通知には、
- 新規のカウンセリングや施術の予約は停止
- 現時点での予約はすべてキャンセル
との内容が記載されていました。
また、未消化分の施術もすべて受けることができない旨が明記され、SNS上は大混乱に陥りました。
その後、追加の通知文書が公開され、以下の通りの内容でした。
本件では負債が多額に上る一方、資産が十分になく、配当の見込みがたたないため、現時点において、裁判所による債権調査期間は定められておらず、債権者の皆様に債権届出をしていただかない形になっています
脱毛ラボ追加文書
これを要約すると、「お金が十分にないから、すでに契約済みのお金は返せない可能性が高いよ」ということになります。
30万円、40万円という高額を支払ってまだコースの消化途中という人でも、返金の可能性はほぼゼロと考えていいと思います。
支払ったお金を取り戻せず、施術も受けられない。このショックは計り知れないほど大きいものと思います。
現在は新たな情報が出るのを待つしかない状況でですが、今後新たに脱毛サロンを選ぶときには、どのようにしたら良いのでしょうか?
以前通っていた「岩盤浴サロン」が倒産した私の場合
10年ほど前、私が回数券を買って通っていた岩盤浴サロンがある日突然倒産しました。
お店には倒産を告知する張り紙。電話はつながらず、ホームページも消えました。
消費者相談センターに電話すると、同じような問い合わせが数件入っており、運営会社と連絡が取れないうえ、特に目立った情報はつかめておらず、返金される可能性はほぼないだろうとのことでした。
途方に暮れた私が頼ったのはネット検索とTwitterです。
ネットで、倒産した岩盤浴店とフランチャイズ契約を結んでいて、同じ店名で営業しているお店を見つけました。
(隣の県でしたが。)
こちらのお店に電話すると、
「私たちも何も知らせを受けていなくて状況がわからない。ただ、お客さんが困っているのもわかるから、残りの回数券分を、特別にうちで消化してもらうことはできる」
とのお返事でした。地獄に仏とは、まさにこのこと!
私をはじめ、当時Twitterで連絡を取っていた被害者の人たちに情報を共有し、片道2時間半かけてそのフランチャイズ店に通い、残っていたチケットをすべて消化させてもらいました。
この時以来、私は回数券を買ってサロンに通うということがいかにリスクがあることかを学び、サロン系ビジネスとの付き合い方を研究しました。その成果を次に公開したいと思います。
サロンとの付き合い方① 派手な広告やお得すぎるキャンペーンには近づかない
まず前提として、脱毛業界は飽和状態であること、つまりサロンが多すぎ、サービスの差がつけにくい、という点で、商品(=脱毛)が売れにくくなっています。
私も広告を生業にしていたことがあるのでわかるのですが、売れない商品を無理やり売ろうとすると、広告費を大量に投入することになります。
莫大な広告費を使って、人気の芸能人を起用したり、ありえないくらいの量の広告を各地に投下したり、これは安すぎるのでは?と思わせるようなお得さが異常なレベルのキャンペーンを打ったり・・。
その結果、広告を出し続けている間は売り上げが確保できるものの、広告を止めてしまうと売り上げがガタ落ちするため、広告掲載やキャンペーンをやめられなくなります。
そうして広告費を確保するために企業は、顧客からまとまった金額の契約を取りたがるようになります。30万円、40万円する通い放題プランなどです。
そうして契約者を増やし、広告費を確保していきますが、脱毛には卒業(脱毛完了で通わなくてよくなる)があるため、次々に新しい顧客を取り込めなくては、商売が成り立ちません。
新規客を取り込めているうちはいいのですが、だんだんと脱毛完了者が増え、市場に脱毛希望者が減っていくとなると、新規顧客は減り、売り上げ規模はどんどん縮小していってしまいます。そして、今回の脱毛ラボのように急に倒産してしまうのです。
脱毛サロンはこのような状態に陥りやすく、倒産の危険性が非常に高い業界であることを知っておくことと同時に、集客の仕組みを知って、派手な広告やお得すぎるキャンペーンを警戒し、候補から外すことをおすすめします。
サロンとの付き合い方② コース契約をしない。回数券は買わない。
いざサロンに通うとなったとして、各種美容サロンとの付き合い方で一番重要なのが、「コース契約」「前払い通い放題」「お得な回数券」などは買わないということです。
つまり、通うのであれば1回1回ごとに支払いの「都度払い」形式で通うということです。
都度払いであれば、仮にお店がつぶれても、前払いしているお金はないので、ダメージはありません。
もちろん、都度払いよりもコースや通い放題のほうが金額設定がお得になっていることが多く、魅力的に映りますが、前項で説明したとおり、美容系、特に脱毛サロンは倒産する危険性が非常に高いものだと考えると、前払いで購入してしまうのはリスクが大きいです。
コース契約はせず、都度払いを受け入れてくれるサロンは個人店に多い印象です。
ホットペッパーやオズモールなどの美容サロン検索サイトで探してみると良いでしょう。
サロンとの付き合い方③ エステ脱毛ではなく医療脱毛を選ぶ
世の中にはセルフ脱毛を除くと、「エステ脱毛」と、「医療脱毛」の2種類の脱毛方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
エステ脱毛 | 医療脱毛 | |
効果 | 低い | 高い |
金額 | 安い | 高い |
痛み | 少ない | 強い |
上記の表のとおり、美容皮膚科などで受けられる医療脱毛は効果が高い代わりに費用が高く、脱毛時の痛みも強いのが一般的です。
しかし、だれでも低資金で開ける美容サロンという業態に比べ、医師という社会的身分の確固たる信頼に基づいて設立される医療法人は倒産のリスクも少なく、また、自由診療とはいえ医療行為であることから、一定の水準を保った医療品質の脱毛を受けることができます。
費用としては高いですが、何かトラブルがあった際にはすぐに医師の診察を受けることができ、安心感も高い医療脱毛。
エステ脱毛では8~12回かかる脱毛箇所も、医療脱毛なら5~6回で終わったという報告もありますし、効果も半永久的と言われています。
自分の大切なお金と体を預ける脱毛施術。私個人の経験からも、脱毛時の痛みは個人差はあれど耐えられないレベルではなかったので、医療機関で行う医療脱毛をおすすめします。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございました。
お金と時間と精神的安定を無駄にしない、サロン選びの方法をわかっていただけたと思います。
今回の件は非常に残念ですが、新たな脱毛サロン選びの知識を身に着けて、後悔しない脱毛選びをしていきましょう!
最後に、おすすめの医療脱毛クリニックを紹介しておきます。乗り換え先の候補になれば幸いです。
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今日もお付き合いいただきありがとうございました!